カナダのROヤングプロフェッショナル（YP）について解説

カナダのROワーキングホリデーの認知度が徐々に高まってきましたが、実はそれとよく似たROヤングプロフェッショナル（YP）というプログラムもあります。

このROヤングプロフェッショナル（YP）プログラムは、35歳までが対象で最大2年間カナダでの労働が可能になります。

以下では、「カナダのROヤングプロフェッショナル（YP）」について詳しく解説していきます。

ROヤングプロフェッショナルズとは？

ROヤングプロフェッショナル（YP）は、カナダ政府が認定したRO団体（Recognized Organization）を通じて、申請が可能な就労ビザ制度です。18歳から35歳までの方が対象で、最大2年間カナダで働くことが許可されます。

通常のROワーホリや通常のワーホリは雇用主や職種が限定されていない「オープンワークパーミット」ですが、ROヤングプロフェッショナル（YP）は「クローズドワークパーミット」と呼ばれるもので、雇用主、職種が限定されます。

そのため、ROヤングプロフェッショナル（YP）に申請するには、カナダ国内の特定の雇用主からのジョブオファーを受けている必要があります。

RO団体（Recognized Organization）とは？
RO団体とは、Recognized Organizationの略称でカナダ政府から認定を受けた団体のことです。カナダを拠点にしており、若者の海外での仕事や旅行をサポートする役割を担っています。

ワーホリ・ROワーホリとの違い

ROヤングプロフェッショナル（YP）の通常のワーキングホリデーとROワーキングホリデーは混合されやすいですが、それぞれ異なった特徴があります。以下の表で確認してみましょう。

	ワーホリ	ROワーホリ	ROヤングプロフェッショナル（YP）
年齢制限	18歳〜30歳	18歳〜35歳	18歳〜35歳
雇用主の制限	制限なし	制限なし	特定の雇用主に限定
参加枠数	6,500人(年間)	少ない	少ない
ジョブオファー	不要	不要	必要
利用回数	一生に1度のみ	一生に2回(YP含む)	一生に2回（RO含む）
期間	1年	1年	最大2年
永住権	永住権申請にカウントされる	永住権申請にカウントされる	永住権申請にカウントされる

まず。ワーキングホリデーは雇用主や職種の制限がない一方、ROヤングプロフェッショナル(YP)は、特定の雇用主と職種に限定されジョブオファーも必要です。

また、ワーキングホリデーは一生に一度しか利用できませんが、YPはROワーホリと合計で2回まで申請が認められています。期間については、最大で2年間カナダでの就労が認められますが、場合によっては1年間のビザが発行されるケースもあります。

ROヤングプロフェッショナルの申請条件

ROヤングプロフェッショナルの申請条件は以下の通りです。

• カナダ国内のジョブオファーがあること
• ジョブカテゴリーは、NOC code in TEER level 0,1,2,3であること
• 雇用主が申請を支援し、230 ドルの雇用主手数料を支払うこと
• パスポートの期限がワーホリでの滞在期間をカバーしていること
• 最低2,500カナダドル相当の資金を所持し、証明できること
• 往復の航空券の事前手配または購入できる資金の証明ができること
• 滞在する期間分の医療保険に加入していること
• 過去に犯罪歴やカナダでの違法滞在がないこと
• カナダに入国・滞在する権利があること
• 年齢が18歳以上35歳以下であること
• 扶養家族が同行しないこと
• プログラム参加費の支払いができること

ROワーホリと申請条件は同じ項目が多いですが、カナダ国内の雇用主からのジョブオファーが必要な点に注意してください。赤字の箇所が違う点です。また、最大2年間のビザが発行されるため、パスポートの有効期限と保険加入期間が滞在期間（2年分）カバーされているかの確認もしておきましょう。

ROヤングプロフェッショナルの申請方法

ROヤングプロフェッショナルの申請方法は、以下の2通りの手段があります。

1. 自分で直接RO団体から申請する
2. 日系留学エージェントから申請する

①自分で直接RO団体から申請する

自分で現地のRO団体を通して申請する場合のメリットとしては、日系の留学エージェント経由と比較して、費用が抑えられることです。相場としては、$1500~$4000程度とされています。

しかし、参加枠に少なく枠に入れないリスクや申請の手続きを自分で行うことなどのデメリットもあります。

②日系留学エージェントから申請する

もう一つの方法は、ROプログラムに対応する日系留学エージェントから申請する方法です。ROヤングプロフェッショナルは、RO団体から枠が与えられた留学エージェントのみを通じて申請ができます。

• カナダ留学コンパス
• JP カナダ
• イーストウエスト
• スカイカナダ留学🌟

日系留学エージェントから申請する方法のメリットとしては、枠が与えられているため、枠の管理が留学エージェント側でできること、申請手続きを代行してもらえることなどが挙げられます。

一方でデメリットとしては、$5000~$6000以上の高額な費用がかかることです。また、与えられている枠自体は非常に限られており、競争率はかなり高くいため、枠自体が早めに埋まる傾向にあります。

ROヤングプロフェッショナル以外の選択肢

ROヤングプロフェッショナルには、カナダ国内でのジョブオファーが必要になるため、申請のハードルは比較的高く、申請条件を満たさない方もいるのではないでしょうか？

そこで、ROヤングプロフェッショナル以外でカナダで就労が認められるプログラムを以下で紹介します。

①ワーキングホリデー

まずは、通常のワーキングホリデービザです。18~30歳までを対象としており、ジョブオファーは必要ありません。

また、申請費用も数万円〜とROヤングプロフェッショナルよりもかなり抑えられます。ワーキングホリデーをまだ利用されていない場合は、一つの選択肢として検討してみましょう。

②ROワーホリ

ROワーキングホリデーは、通常のワーキングホリデービザと同じくジョブオファーは不要ですが、ROを通じた申請が必要です。このプログラムは、参加するための条件が若干厳しい場合がありますが、サポートを受けながら渡航準備を進められるメリットがあります。

③Language Canada ROワーホリ

Language Canada ROワーホリは、カナダ国内の語学学校を通じて参加可能なROプログラムです。英語を学びながら現地で就労が認められるため、さらに英語力を伸ばしながら、カナダで働きたい方にぴったりです。

1. VGC International College（バンクーバー）
2. ILSC Education Group（バンクーバー、トロント、モントリオール）
3. Centre of English Studies（バンクーバー、トロント）
4. Global Village（ビクトリア、カルガリー）
5. International House（バンクーバー）
6. Oxford International Education Group（バンクーバー、トロント、ハリファックス）
7. Upper Madison College（トロント、モントリオール）
8. ATPAL Languages（モントリオール）

Language Canada ROワーホリの問合せはこちらから

通常のワーキングホリデーまたはLanguage Canada ROワーホリは、スカイカナダを通してお申し込みが可能です。

今回紹介したROヤングプロフェッショナルについては現在弊社でのお取り扱いはございません。

ワーホリやLanguage Canada ROワーホリプログラムを活用して、カナダで働きたい方、英語力をさらに伸ばしたい方は、お気軽にご相談ください！

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