Co-op留学に興味があるけど、どんなプログラムなのかよくわからない
カナダのコープ留学(Co-op留学)は、学びながらカナダ現地で働けるプログラムで、多くの留学生から人気が高まっています。
この記事では、カナダでのCo-op留学について、仕組みや必要な英語力、人気のコース、費用、留学の魅力などを分かりやすく解説します。
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カナダのCo-op(コープ)留学とは?
Co-op留学(コープ留学)とは、働きながらスキルを身につけられるカナダ限定の留学プログラムです。このプログラムでは、座学と就労の期間がそれぞれ設けられており、一般的に1年間〜2年間で修了するコースが主流になっています。
特にビジネス、ホスピタリティ、マーケティング、ITなどの分野でのコースが人気で、カナダ国内の企業でのインターンシップや仕事を通じて、実践的なスキルを身につけられます。
Co-op留学の仕組み
Coop前半は「座学期間」と呼ばれ、授業内で専門的な知識を習得し、後半の「インターン期間」にはその学びを実際の職場で活用することで、学んだことを即座に実践できるのが特徴です。
Co-op留学 | 前半(座学期間) | 後半(インターン期間) |
---|---|---|
就労の可否 | パートタイム就労可 | フルタイム就労可 |
労働時間 | 週20時間まで | 週40時間まで |
通学 | 通学あり | 通学なし |
期間 | 全体の50% | 全体の50% |
収入例 | 13~18万円 | 25万〜35万円 |
では、Coop留学の例を見てみましょう
1年間のプログラムでは、上記のように前半6ヶ月で通学し、後半6ヶ月でインターンを行います。同様に2年間コースの場合だと前半1年間と後半1年間に分かれます。
Co-op留学で発行されるビザは?
Co-opプログラムでは学生ビザとWork permit(労働許可証)の二つのビザが同時に発行されます。この二つはプログラム期間をカバーされるようにそれぞれが同じ有効期間で設定され、通学と就労が可能になります。しかし、ビザの有効期限内であっても学校を卒業していたり、コープで定めれらている就労時間を超過している場合、不法就労に該当してしまいます。
Co-op留学とワーホリとの違い
Co-op留学とワーホリはどちらも就労許可証が発行され、カナダで働けるのが共通点です。
一方で大きな違いとしては、ワーホリは30歳までという年齢制限があるのに対して、Co-opには年齢制限がありません。また、ワーホリは、1年間有効なビザが発行されるのに対して、Co-opは8ヶ月・1年・2年とコースの長さによってビザの有効期間も異なります。
さらにワーホリは一生に一度しか使えないという回数制限がありますが、Co-opには回数制限はなく、何度でもカレッジに通うことが可能です。
カナダでCo-op留学が人気の理由
ではなぜカナダのCoop留学が人気なのでしょうか?
以下でCo-op留学が人気の理由を5つ解説していきます!
①有給インターンで働き、留学費用を抑えられる
Co-opプログラムでは、カナダで働くための就労ビザを取得できるため、専門スキルを学びながら収入を得ることが可能です。もちろん授業料はある程度初期投資としてかかってきますが、学んだことを活かして働けるプログラムは他にはありません。
また、有給のインターンシップ期間に入れば、フルタイムとして収入を得られるため、学費や生活費の負担を軽減できる点は大きな魅力です。ちなみに通学期間中でも労働時間の制限はあるものの、働くことが許可されています。
②キャリアチェンジ・キャリアアップに効果的
Co-opプログラムは特にキャリアチェンジやキャリアアップをしたい社会人に人気があります。
専門分野でのスキルを学ぶだけでなく、実務レベルでの経験のチャンスもあるため、将来的なキャリアの向上に役立つでしょう。また、Co-op留学を通じて海外就職を目指す方も多く、うまくいけば現地での理想の職に就くきっかけにもなります。
③年齢の上限制限がない
Co-opプログラムにはワーホリと違って30歳までなどといった年齢制限がないため、社会人経験を持つ方やキャリアを再スタートさせたい方でも参加できます。
もちろん社会人だけでなく、大学生からも人気が高いため、日本での就職に向けた準備や海外でそのまま活躍したい方にもおすすめです。
④英語プラスαのスキルが身に付く
Co-op留学を通じて、英語力の向上はもちろんのこと、プラスでスキルが身に付きます。
人気の高いビジネス、ホスピタリティ、マーケティングからITや医療分野、会計、貿易など多様な分野で学べるため、単なる英語学習にとどまらず、グローバルな職場で活躍するための「英語プラスα」の価値あるスキルが身につけられるでしょう。
Co-op留学で学べるコース
Co-opプログラムで選べる専攻は幅広く、人気の高い定番コースから専門性の高いまでさまざまなスキルを学べます。
- ビジネスマネジメント / マーケティング
- ホスピタリティ / 観光
- カスタマーサービス
- デジタルマーケティング/ソーシャルメディア
- ウェブデザイン
- ウェブデベロップメント
- データアナリティクス
- 国際貿易 / サプライチェーンマネージメント
- 会計学
- 翻訳通訳
- 幼児教育(ECE)
- 看護/ヘルスケア/ケアギバー
Coop留学インターンの就労先
Coopのインターン先は専攻プログラムに関連する仕事内容ではなければいけません。そのため、どのようなインターン先で働きたいのかを考えた上で専攻プログラムを決めましょう!
では、いくつかのパターンに分けてCoopのインターン先をみていきます。
オフィスワークはカスタマーサービスマネジメント、ビジネスマネジメント、デジタルマーケティングのコースが主に対象!
接客業はホスピタリティマネジメント/カスタマーサービス /ツーリズムマネジメントなどのコースが対象です。
スキル系のインターン先はチャイルドケアプログラム、ECEプログラム エデュケーションプログラム専攻の方が主に対象です。
Co-op留学コース別:必要な英語力の目安
Co-op留学に必要な英語力はコースによって様々ですが、IELTS4.0~6.5がカレッジの入学基準に設定されているケースがほとんどです。特に医療コースやITコースなど専門性が高くなるにつれて、必要な英語力が高くなり、ビジネスコースやホスピタリティの分野では比較的低い傾向にあります。
コース名 | コース内容 | 必要なIELTSスコア |
---|---|---|
ビジネスマネジメント / マーケティング | ビジネスの基本からリーダーシップ、マーケティング、会計、マネージメント、HRなど | 4.5~5.0 |
ホスピタリティ / 観光 | ホテル業や観光業、カスタマーサービス、ビジネスコミュニケーションなど | 4.0~5.0 |
カスタマーサービス | 顧客対応やビジネスコミュニケーション、接客スキルを学び、現場での対応力を強化 | 4.0~5.5 |
デジタルマーケティング | マーケティング戦略、ターゲット分析、SNS、SEO、WEB広告など | 5.0~6.0 |
ウェブデザイン | UI、UXデザイン、Illustrator・Photoshopなどのデザインツール、サイト設計、アプリデザインなど | 5.5~6.5 |
ウェブデベロップメント | ソフトウェア開発、ウェブ開発、プログラミング言語、サイトセキュリティなど | 5.5~6.5 |
データアナリティクス | データの解析、ビジネスにおけるデータ活用法、統計学的手法やツールなど | 5.5~6.5 |
貿易 / サプライチェーン | 貿易業務、ロジスティクス、サプライチェーンの最適化、国際ビジネス取引など | 5.0~6.0 |
会計学 | 基本的な会計原則、財務分析、経理実務など | 5.0~6.0 |
翻訳通訳 | 翻訳技術、専門分野の知識、通訳技術を習得など | 5.5~6.5 |
幼児教育 | 幼児教育の基礎から実践まで、現場でのインターンシップを通して指導力を育成 | 5.0~6.0 |
医療系 | 介護、歯科助手、看護師、薬剤師、医療事務、理学療法士など | 5.0~6.5 |
Co-op留学には一定の英語力が求められますが、英語力が基準に満たない場合でも対策方法があります。
- 語学学校で英語力を上げてからカレッジに入学
多くのCo-opプログラムは、カレッジに入学する前に語学学校で必要な英語力を身につけることを推奨しています。語学学校での学びを通じて、アカデミックな英語や日常会話を習得できます。 - セブでの2カ国留学で英語を学んでからカレッジ入学
近年では、コストを抑えながら英語力を強化するために、セブ留学とカナダのCo-op留学を組み合わせる学生が増えています。セブで集中的に英語を学んだ後、カナダでCo-op留学を始めることで、スムーズに専門的な学びに移行できます。
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Co-op留学にかかる費用
Co-op留学にかかる費用は、主に授業料、生活費、ビザ申請費用、その他の経費などです。
以下で具体的に費用の内訳を見てみましょう。
1年間のコース例 | 渡航前にかかる費用 |
---|---|
授業料 | 80万円〜200万円/ 年 |
ビザ申請費用 | 25,850円(235カナダドル) |
保険料 | 10万円〜30万円 / 年 |
航空券代(往復) | 10万円〜30万円 |
ホームステイ | 15万円(1ヶ月) |
合計金額 | 約1,175,850円〜約2,775,850円 |
全体として、1年間のCo-op留学にはおおよそ120万円〜280万円ほどの渡航前費用がかかります。また、プラスして現地での生活費や娯楽費などが必要です。
しかし、Co-op留学では、働くことで生活費の一部をまかなえるため、実質的な負担額はもう少し下がるでしょう。
Co-op留学の注意点
Co-op留学の注意点や気をつけるポイントはありますか?
メリットの多いCo-op留学ですが、注意点もいくつかあります!
①就労時間の制限
Co-op留学の座学期間中は、働ける時間には制限があります。以下の表のように座学期間では、パートタイムで週20時間までの労働時間の制限があります。
Co-op留学 | 前半(座学期間) | 後半(インターン期間) |
---|---|---|
就労の可否 | パートタイム就労可 | フルタイム就労可 |
労働時間 | 週20時間まで | 週40時間まで |
収入例 | 13~18万円 | 25万〜35万円 |
1年コースの場合だと、前半の6ヶ月は働く期間が限られてしまうってことですね。
②留学前に十分な貯金を用意しておく
就労ビザで働くことができるとはいえ、バイト先やインターン先がすぐに見つかるとは限りません。
渡航して1ヶ月ほどで見つかる方もいれば、数ヶ月間見つからない方も中にはいます。仕事探しは運やタイミングの部分もあるため、数ヶ月分の生活費を前もって準備しておくと良いでしょう。
③専攻したコースによって就職難易度が異なる
Co-op留学でのインターン先は、専攻したコースに関連したポジションでなければいけません。そのため、専攻するコースによって難易度が異なり、基本的には、専門性が高くなるほどインターン先の範囲が狭まり難しいとされています。
例えば、ホスピタリティやビジネスコースはレストランやカフェ、ホテル、観光系など選択肢が広くインターン先が比較的見つけやすいとの声が多いです。一方でWEB開発、WEBデザイン、データアナリティクスなどの専門性の高いコースは選択肢が狭く、就職の難易度も高くなるでしょう。
③Co-opインターン探しは自力で探す
Co-op留学でのインターン先は基本的に自分で探します。もちろん学校での面接対策や履歴書添削、求人の紹介、ジョブフェアなどといったサポートはありますが、実際に仕事探しをするのはあなた自身です。
コープのインターン先を見つけられないというケースもありますが、それによって授業料の返金を求めることは不可です。そのため、事前の準備や座学期間中の過ごし方が鍵となります。
有給インターンが必ずできるといった誤った甘い情報には気をつけましょう!
Co-op留学はどんな人におすすめ?
Co-op留学は、単なる語学留学以上に、実際のスキル習得や就労経験を通じてキャリアアップを目指す人にぴったりのプログラムです。
特に、Co-op留学は以下のような人におすすめです。
- カナダに2〜3年間ほどの長期で滞在して学びたい人
- 海外での就職を目指す方
- カナダでオフィスワークに就きたい人
- 英語だけでなく、スキルや職歴を身につけたい人
- セカンドキャリアを目指したい人
- フリーランスとして世界中を飛び回りたい人
Coop留学のよくある質問
Co-op留学に関するよくある Q & A を以下にまとめました!
Co-opプログラムは全ての留学生が受けられますか?
一般的にカナダのカレッジでは、一定の英語レベルや高校・大学の成績、卒業証明などの書類提出が必要です。学校によって細かい基準や入学要件が異なるため、事前に確認しましょう。
Co-op期間中の仕事は有給ですか?
都市によってC o-op期間のインターンが有給が義務付けられているかが異なります。バンクーバーでは有給インターンですが、トロントのあるオンタリオ州では無給インターンシップの場合もあります。
Co-op修了後にカナダに残ることはできますか?
Co-opプログラム修了後もカナダに滞在する場合には、新たにビザを取得する必要があります。学生ビザの他にもワーホリビザ、ROワーホリビザ、ILMA(就労ビザ)、ポストグラデュエート・ワークパーミット(PGWP)などに利用することで滞在期間を延長できます。ご相談を希望の場合はお気軽にお問い合わせください。
Co-opプログラム中にどのようなサポートが受けられますか?
多くのカレッジでは、キャリアカウンセリングや就職サポート、履歴書の作成支援、面接練習など、学生が職場にスムーズに適応できるような支援を行っています。
Co-op留学中のインターンシップはどのように見つけるのですか?
多くの学校が学生のために企業とのマッチングサービスを提供しており、インターンシップの機会を見つけやすくしています。また、ジョブフェアや学校主催のイベントにも参加することで、インターンシップの機会を広げましょう。
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